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「アクセシブルデザインフォーラム」設立趣意書

平成15年10月16日制定

 21世紀に入り、日本をはじめ多くの国で、高齢社会の進展が大きな社会課題となってきています。これまでは、ある特定の利用者を想定し、その人達向けの限られた製品やサービスの開発を行うことにより、様々な技術や産業の発展が促されてきました。しかし、来るべき高齢社会では「誰にでも利用可能とすること:アクセシビリティ」が時代を支える新しいキーワードとなります。障害のない人達だけではなく高齢者や障害のある人達を含めたより多くの人が、それぞれの立場や状況に応じて、使いやすいように配慮された製品やサービス、生活環境の実現が求められております。
 その要求に対応するため、政府、学会、産業界でそれぞれアクセシブルデザインに関する標準化、調査研究、研究開発等が進められていますが、高齢者・障害のある人達を配慮した社会を実現するためには、相互に情報を共有し、相互補完的に専門的な情報やノウハウを継続的に集約・蓄積し、それらの効率的な活用体制を構築するとともに、自治体、NPO及びISO(国際標準化機構)、海外機関とも連携することが不可欠であると考えます。
 つきましては、アクセシブルデザインに関わる活動を支える国内体制を整備するため、関係省庁・各機関、学会、団体等の協力の下、アクセシブルデザインフォーラムを設置しようとするものであります。
 皆様のご賛同と積極的ご参加を賜りますようお願い申し上げます。

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